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久しぶりの更新なのに暗いタイトルですが・・・


先日、約1年ほど闘病していた実家の猫が天国へ旅立ちました。
今日はそのお話。
いつか迎えるペットの死の時のために、少しでもだれかの役に立つ知識であればいいなと思い、書いています。





【ラムちゃん】

約13年前、茶色いキジ猫「カンタ」が母の腕の中で、息絶えました。
私はすでに実家の大分を出て、福岡で一人暮らしをしていました。

数週間後、地元の方から「隣町に可愛いキジ猫の子猫をみたよ。」と聞いた父は、急いで隣町へ向かい・・・
このブログの主役「ラム」ちゃんを連れて帰り、家族として迎えるのです。
子猫といっても、5,6カ月ほどだったようです。

IMG_0719.jpg

まん丸お目目の可愛い猫に成長したラムちゃん。
野生が長かったからなのか、少し臆病で、神経質な性格。
声はまれにみるダミ声でした笑
それでも、我が家の絶対的なアイドルに違いありません。
本当に可愛がられていました。
私もラムが7歳のころに、実家に戻り一緒に暮らすことに。





【体調不良~開腹手術へ】

そして去年の3月11日、猫すわりをしたまま、首が落ち・・・
最初は変な寝方をしているだけかと思い「かわいいー」なんて言ってたんですが、
目は開き、リラックスとは言えない表情。
ごはんも食べなくなってしまいました。

そして、病院へ。
血液検査結果は、全体的に良いとはいえず。
しかし原因不明なのと、ラムの薬の投与が難しかったこと(ビビりなのでかなり嫌がる)、
餌を食べない事等の理由で入院となりました。

しかし、それでも改善されず、入院費がかさむばかり。
当初から獣医に勧められていた「開腹手術」で内臓をよく診察し、
合うお薬を見つける・・・という方法を行うことに。
開腹手術はお金がかかるだけでなく、猫にかなりの負担がかかります。

しかも、輸血ドナーも必要で、私の愛猫「ダイナ」に頑張ってもらうことに。
飼い主の勝手な判断で、ペットに負担をかけるのは本当に申し訳なくて、
今でも手術やドナーとして頑張った彼女たちに感謝しつつも複雑な気持ちです。

開腹手術と一緒に、胃ろうも通してもらいました。
直接餌を胃に流し込めるようになり、合う薬も見つかったことによりぐんぐんとよくなりました。

無事、もとの元気なラムちゃんに。
ごはんもよく食べるようになり、一安心。







【猫エイズ発症】


そして約3か月後の6月12日、私は実家をでて妹と暮らしていました。
突然家族LINEに母から

「ラムは猫エイズだった・・・大変だ」

と。
元々ビビりだったので、ほかの猫とも接触はないし、喧嘩もありませんでした。
※ラムが家族になってから、私が一人暮らしのときに飼った猫2匹と、捨て猫だった猫1匹、妹の猫1匹の
合計5匹が実家に6年ほど住んでいました。

よって、ラムの場合は、おそらく母猫からエイズをもらっていた無症状キャリア期の長かったタイプだと推測されます。

猫エイズを前回の症状の時に見つけられなかった病院側には不満がありますが、
もう向き合うしかしょうがありません。
子猫のころに猫エイズ・白血病の検査を怠った私たち家族にも責任があります。

猫エイズ発覚の経緯としては、猫エイズ発症期の過半数を占めるといわれる「口内炎」でした。
歯肉、歯周組織などの激しい炎症や細菌感染(口内炎)が起こり、口の中に潰瘍ができたり、
口臭やよだれが目につくようになるとのこと。
こうなると、お腹がすいても口が痛くて食べられず、かなり辛い状態になります。
病院でステロイドや鎮痛剤を注射してもらうと、1か月程度は症状は治まるそうです。

まん丸太った可愛い猫は、みるみるとやせ細り、毛並みも悪く、動くことも少なくなりました。
それでも餌はそれなりに食べていたし、排便もきちんとあったそうです。
実家に帰るたびに『最後かもしれない・・・』という気持ちで心を込めて撫でていました。






【生命力】

そして今年のゴールデンウィーク。
私の猫2匹もつれて、実家に3泊4日で帰省しました。



― 5月3日 ―


父「もうラムはダメだと思う」


帰省したばかりの私に、父はそういった。
よだれの量がすごく、ほかの猫への感染が心配なため、数日前から2階の部屋に隔離しているとのこと。
その部屋はもともとラムの好きな部屋だったので、隔離されるのもそこまでストレスではなかったと思います。

部屋へ行くと、薄暗く冷たい床の上に、ふかふかの電気あんか入りクッション。
水と、えさ数種類、少し乾燥してきてるウェットフード。食欲は全くなさそうだ。

そしてラムは・・・体がきついだろうに、私の方にきてくれました。

と思いきや、部屋の外に出たかっただけの様子。
少しだけ、見守りながら家の中を散策させてあげました。
そのあとは、電気あんか入りクッションの上でリラックスしてました。
しかし、もう体も内臓もボロボロのラムは、体臭もすごくきつく、もう長くないのは明らかでした。




そして夜、私は久しぶりの女子会が盛り上がり、0時過ぎの帰宅。
みんな寝静まり、私も寝る準備をしてラムのもとへ。

部屋の扉をあけると、クッションで寝ていたラムはゆっくりと立ち上がり、
絞り出すようなダミ声とわずかに聞こえる喉の音を鳴らしながら私を迎えてくれた。

撫でていると、涙があふれだしてくる。
独りぼっちで病気と闘い、甘えたい時に甘えられない。助けてほしいときに目の届かない場所に
独りぼっちにされていいのかと・・・
本当に甘えたいのは私じゃない、きっと大好きな母に沢山撫でられたいはずだと。
こんなに生きようとしてるのに、何かできることがないのかと・・・

しゃくりあげるようにひとしきり泣き、出来るだけのことはしようと決意。
口が痛くて食べられないだけなら、本当は何か食べたいのかもしれない。
そう思い、深夜1時過ぎから強制給餌の準備を始めた。


ロイヤルカナンの回復期缶詰めを、人肌に温め、シリンジを通る緩さにし、
ラムに与えた。

最初は嫌がったけど、美味しかったようで・・・
なんと自分から強制給餌用の餌が入った器に顔をつっこみ、食べ始めたのです!!!

本当にうれしかった。
もしかしたらよくなるのかも。ラムが頑張ってるんだ。私も努力しようと・・・


明るい気持ちで眠りについたのは深夜2時半すぎ。
しかし、餌をやらなきゃという使命感で、6時には起きてしまう私なのでした。笑



― 5月4日 ―

次の朝もよく食べてくれました。
自分からは食べませんが、強制給餌で昼も夜も、よく食べました。
きっと良くなる!そう信じて頑張りました。
隔離部屋から、リビングの一角に、広いネットのゲージを開いて、そこにラムを移動させました。
これできっと寂しくないよね・・・。
少し動いては、クッションの上でゆったりとしていまいた。
水も自分でよく飲んでいました。






【死の準備】


― 5月5日 ―


朝6時、今日も強制給餌をしようと、ラムを持ち上げる。

『ん?すこし冷たい・・・?』

明らかに体温が下がっている様子。
そう感じながらも、口を開けさせ、餌を流し込む。


飲み込まない。
無抵抗。
出そうというそぶりもなく、首が落ちていった。



急いで口に入れたものをふき取り、ゲージに戻した。
もうラムは頑張れないんだと感じた瞬間でした。

それでもゆったりと動くラム。
今までクッションで寝ていたのに、床で寝たり、トイレにしゃがんだまま動かなかったり。
クッションがふかふかすぎて登る気力がないのかと思い、
クッションの上においてあげても、いつの間にかつめたいペットシートの上で寝ていた。


IMG_8360.jpg


この行動に意味があるのか・・・?とネットで調べてみたところ・・・

これが「死の準備」となる行動だったのです。

「猫は死ぬ前に姿を消す」とよく聞くと思います。
それは死の準備といえる行動に答えがあったように思えました。


猫は死期が近づくと体温が下がる

体が弱っている猫は、自分の体温を下げることによって、エネルギーの消費を最小限に抑えようとするそうです。
なので死期がくると、冷たい場所を好み、暖かい場所を嫌がるとのこと。
飼い主に死に姿を見せないためではなく、薄暗くて冷たい場所でゆっくりとしていたい。
きっとそんな気持ちなんでしょうか。



夜寝る前、ラムをなでようとゲージを開けた。
いまいち眠れないようで、首を上げたまま横たわっていたラムが、起き上がりゲージを出ようとした。
「もう好きにさせよう」と、自由にさせてみた。
5,6歩やっとの思いで歩き、しゃがみこんだ。
ラムが顔を向けた先は、我が家の中で最も薄暗い、リビングより一段下がった倉庫のような場所。
そこの扉から流れる隙間風の当たる場所にしゃがみこんだのです。

扉を開けると寒々しい空気が流れ込み、その空気を全身にあびたラムは、気持ちよさそうに目を閉じた。


しかし、ゲージじゃない場所で寝させるわけにいかない・・・
生きてほしい。だけど・・・こうなったら死の手伝いをするべきか、かなり悩みました。
もう死ぬならば、気持ちよく眠るように逝かせてあげるべきなのかと・・・

そして私は、死の準備の手伝いをすることを選択しました。
ゲージに戻し、タオルで巻いたアイスノンを横たわらせたラムの首元に。
するとあっという間に目を閉じ、寝始めたのです。


すごく複雑な気持ち。

今でもこの行動が飼い主として正しかったのかわかりません。

ただ・・・不思議なほどラムがすんなり眠ったのは確かです。







眠ったラムを優しくなで、ゲージの扉を閉めた。
深夜1時すぎでした。















そして翌朝4時半ごろ、父が起きた時には息を引き取っていたそうです。
私が起きたときは、すでに小さな箱に入れられ、冷たく固まっていました。

よく頑張ったね。辛かったね。

もう頑張らなくていいからね・・・。

うちの家族になってくれてありがとう。


5月6日の朝7時に、家族全員で埋葬しました。
みんなが帰ってくるのまってたのかな・・・?






命はいつか尽きるもの。

延命の技術を持つ人間は、つい、助けようと努力してしまう。

大事な家族が死ぬのは辛い・・・

だけど、楽に死ぬために少し手助けをすることは、実はそんなに悪いことではないのかなと。

無理な延命はやめ、傍にいてあげてください。

きっとそれだけでペットは心休まるのだと、そう感じました。



長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

ラムちゃん、虹の橋で待っててね!
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2018.06.13 / リアル /
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